学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 勝野 宏史 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 日本人にとっての「本物」のフラ |
内容 | フラダンスには、簡素で自然な古典フラ・カヒコと、派手で華やかな現代フラ・アウアナがある。フラはイメージとして消費される対象であるとともに、身体を通して体得される対象でもある。観光地で披露されるエキゾチックなフラダンスがメディアによって創られたイメージと強固に結びつきながら発展してきたのに対し、日本におけるフラ・カヒコの実践者達はそのようなイメージとの差別化を図りながら、「本物の」フラにいかに近づき、自分自身も身体に取り込めるのかという挑戦を行なっている。インタビューを通して、シュミラークル時代における本物志向について、フラを例に考察する。 フラ・カヒコの流行が記号化されたイメージの差異への疑問から生まれたということから、本物と偽物という概念は、記号化されたイメージが広く世間に広まることに端を発する。オリジナルとコピーの区別がつかないシュミラークル時代においては本物を求めても現実には存在しないが、本物を求めることで文化が成長するため、本物を求める人々は重要である。 |
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講評 | フラ実践者としての自らの経験とテーマへの興味がうまく結びついた論文である。章が進むにつれてホンモノとニセモノをめぐる議論が掘り下げられていくが、その深まりによって筆者自身がいかにフラに深く傾倒しているかということを認識させられる。本論文執筆を経て、今後フラが筆者の人生の一部となっていくことを期待する。 |
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キーワード1 | フラダンス |
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キーワード2 | ハワイ |
キーワード3 | シュミラークル |
キーワード4 | 本物志向 |
キーワード5 | グローバル化 |