学科	メディア学科	ゼミ教員名	勝野　宏史	年度	2017年度
タイトル	動画コンテンツ制作における「プロ」の在り方－YouTuberを題材に紐解く－

内容

現在、映像メディアを見る際に選択肢としてYouTubeとテレビが存在している。テレビ時代とは異なり、情報を発信する際のプロとアマチュアの垣根が曖昧になることでメディアコンテンツの中身や質、番組や視聴者の関係性が変化してきたことを問題視する先行研究があるが、実際、プロとアマチュアの垣根は崩壊しているのか。「プロ」という存在が変化・新たに誕生しているのではないかということを、YouTubeの現状を分析して論ずる。 結論としては、プロとアマチュアの垣根が崩壊してきているというよりも、YouTuberという新たなプロの形が生まれた。YouTubeはテレビとは違い短い動画の中で起承転結が存在し、連日投稿も可能なため社会の流れに特化した動画を作成できる。さらに視聴者とのやり取りが行われ評価が目に見えるため、求められている動画をすぐに投稿できる。YouTuberという新しいプロの形は、視聴者とともに作り上げる新しいコンテンツとして誕生したといえる。

講評	ユーチューバーに焦点を当てた論文である。分析の理論的な枠組みに苦労した面もあるが、この新しいメディアの担い手の登場と発展について詳細な記述を試みることで、結果的にはユーチューバー黎明期の今だからこそ書ける論文が出来上がった。論文の仕上げの時に見せたガッツを今後の人生においても活かしてほしい。

キーワード1	YouTube
キーワード2	インターネット
キーワード3	テレビ
キーワード4	プロ
キーワード5	アマチュア