内容 |
アメリカのポピュラーカルチャーを語る上で欠かせないのが、「MARVEL」「 DC」から なるアメリカンヒーローたちであるだろう。日本のマンガとは異なり、キャラクターの権利がその作者にあるのではなく、その出版社がキャラクターの権利を持つことから、大衆 (読者)の意見が反映されやすいアメリカンコミックスヒーローは、そのアメリカ社会の 時代背景とともに、変化しているのではないかと考える 第一章では、キャプテンアメリカ、スパイダーマン(MARVEL)そしてバットマン (DC)について、それぞれのキャラクターの変化について分析した。 第二章では、ここ数年いくつもの映画が公開されている MARVEL 映画の勢いについて分析し、アメコミヒーローが世界においても人気であるということを証明した。また、映画業界においても多くの影響を持つアメコミヒーロー映画だが、MARVEL そしてDCとは異なる「ヒーロー映画」を分析し、アメコミヒーローとは異なるヒーロー像の描かれ方を分析し、比較した。第三章では、「シビル・ウォー」「アベンジャーズ」を題材とし、アメコミヒーローにおけるヒーロー像の変化を社会問題もまじえながら考察した。9.11以降にアメコミコミックスのヒーローたちは、それまで描かれてきたヒーローと は全く異なる描かれ方をした。第一章から第三章にかけて、アメリカの社会問題が、アメコミのヒーロー像の変化に、多くの影響があることが分かった。 |