学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 伊藤 高史 | 年度 | 2018年度 |
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タイトル | 新聞における高校野球報道の遷移 |
内容 | 2018年に開催された第100回全国高校野球選手権大会では総入場者数が史上初めて100万人を突破するなど、近年、高校野球の人気は高まっている。その人気の高まりと比例するように、最近の高校野球報道は「インサイドストーリー」を重視しすぎている印象があり、その「スポーツ性」ではなく「ドラマ性」の部分が世間一般の人に注目されているように感じている。この現状を踏まえて、本稿では大会の黎明期から現在まで一貫して報道の役割を担っている新聞(選手権大会を主催している朝日新聞)に注目し、高校野球の報道がどのように移り変わってきたのかを検証した。その検証より、高校野球報道の中心、そして新聞に求められる役割が「試合を詳しく伝えること」から「選手の話を伝えること」へと変化したが、インサイドストーリーを伝える記事は多くはなく、選手の声を伝えることを通して、その「スポーツ性」に焦点を当てた報道がなされていると結論付けた。 |
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講評 | 参考文献リストを入れると50ページを超えてしまいましたが,長くなればなるほど,読み手に対する負担も増えるため,読み手を引き付ける工夫が必要になります。この卒業論文を読んでいると,何のために筆者が新聞記事を分析しているのかがわからなくなるときがありました。最後の結論部分の考察は興味深いので,「ひとつの作品」として読み易く書く工夫がもっと欲しかったです。 |
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キーワード1 | 新聞 |
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キーワード2 | 高校野球 |
キーワード3 | 報道 |
キーワード4 | ドラマ性 |
キーワード5 | 野球 |