卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名阿部 康人 年度2018年度
タイトルドラマ「おっさんずラブ」の社会現象化についての研究
内容 2018年4月からテレビ朝日系列で放送されたドラマ「おっさんずラブ」が「新語・流行語大賞2018」のトップ10に選出されるなどの話題作となった。しかし、深夜帯放送であることを考慮しても平均視聴率4%という低視聴率で終わり、決して成功作とは言えない。ツイッタートレンド1位など数々の快挙を成し遂げたドラマ「おっさんずラブ」は、どのように人々を魅了し、なぜ社会現象と化したのか。社会問題でもある「LGBT」の内容を含んでいるにもかかわらず、多くの視聴者が「幸せ」「あたたかい」などのポジティブな感情になるのは何故なのか。また「LGBT」を扱った作品であるにもかかわらず、クレームや批判的なツイートが極めて少ないのは何故なのかを研究した。
講評 2018年に放映されたドラマ「おっさんずラブ」がなぜ社会現象を引き起こしたかという問いに対して社会調査票を用いて解明を試みた論考です。実際に起きた「社会現象」の内容をメディア報道を題材に明らかにし(第一章)、その社会現象の原因を社会調査票を用いて明らかにしようと試みました(第二章)。多数のデータを収集しただけにとどまらず、LGBTの方々にも調査に協力していただきデータ収集を行った点など評価します。一方、収集したデータ分析をもう少し丁寧にすれば、さらによい論文になったのではないかと思います。論者の「おっさんずラブ」に対する熱い気持ちが随所にあらわれた本作品を評価します。
キーワード1 ドラマ
キーワード2 LGBT
キーワード3 社会現象
キーワード4
キーワード5