学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 阿部 康人 | 年度 | 2018年度 |
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タイトル | メディアが日中関係における影響 ―日中関係から見るメディアと政治の関係― |
内容 | 本論文は、日中関係における長い間での「悪化」の一段階と、近年になってから「好転」しつつある二段階を分け、歴史問題のほか、メディアが日中関係の変化に何の影響をもたらしてきたのかを議論を展開するものである。 日中関係の悪化には根底的な原因や、ここまでの対日感情と対中感情が悪くなってきた理由を本稿で探し、また、近年にわたって、日中相互に対する印象は徐々に改善しているが、そのあたりでもメディアとの関係を解析する。 そして、メディアと日中関係にマイナス面の影響とプラス面の影響という両面を分けて、議論する。マイナス面については、政府の世論操作の加担者として、どんな影響を与えるかにについて、さまざまの例をあげながら、検討する。一方、プラス面では、日本の映像文化とメディアの変容が日中関係を改善していく傾向が見られ、それを解明した上で、どのようにすれば、メディアで日中関係を仲良くするのかを予想し、私たちは、どのようにすれば、メディアに騙されないのかというメディア・リテラシーへの育成の重要性についても語る。 |
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講評 | メディアが日中関係にどのように影響を及ぼしてきたかを過去の歴史を遡って検証した論考です。本研究では教科書、漫画、映画、インターネットなどさまざまなメディアを分析対象として検証するにとどまらず、日中関係を報じるメディアの今後の課題にまで言及できている点は評価に値します。一方、全体的に引用箇所が多くなってしまったため、引用を少なくして自身の議論をもっと展開できていれば、さらにいい論文になったのではないかと思います。自身の体験から生まれた問題意識をもとにして最終的に論文としてまとめた本作品を評価します。 |
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キーワード1 | メディア |
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キーワード2 | 政治外交 |
キーワード3 | 日中関係 |
キーワード4 | メディアの変容 |
キーワード5 | 世論 |