学科	メディア学科	ゼミ教員名	河崎　吉紀	年度	2019年度
タイトル	5ちゃんねるにおける選挙言説分析―小池百合子と選挙に関するテキスト分析から―

内容

本論文では、急速に普及が進むインターネットを活用して、政治活動や選挙運動について考察を試みた。ここでは、インターネットの中でも、ここ最近利用者数が急増しているSNSを対象とし、その中でもウェブ掲示板の代表格ともいえる「5ちゃんねる」を活用した。また今回の題材として、東京都知事・小池百合子が希望の党の代表として選挙戦を戦い抜いた、2017年衆議院議員選挙を中心にすえて考察を取り進めた。要するに、タレント議員である小池百合子が当時に行なった選挙活動に対して、新興メディアである5ちゃんねるにどのように書き込まれているか、それを通して世間の評価や評判などを浮き彫りにした。 5ちゃんねるに限らず、インターネットの世界では匿名での投稿が日常的であるため、極端な意見や風説、うわさ話の類の書き込みが多分に含まれている。よって、インターネットの情報の活用にあたっては、これらの点について注意を要するものの、それらを認識すれば、ネット情報の活用により、政治の世界にまつわる事象の分析が一定程度可能であることが判った。

講評	個人的な興味や関心を普遍性をもつ研究テーマに改め、先行研究を整理し、調査によって発見または検証が行われたことを評価する。

キーワード1	５ちゃんねる
キーワード2	タレント政治家
キーワード3	ネット世論
キーワード4	政治コミュニケーション
キーワード5	SNS