卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名河崎 吉紀 年度2019年度
タイトル新聞社における「ポピュリズム」の描かれ方――『朝日新聞』と『読売新聞』を参考に――
内容 マス・コミュニケーション研究においてポピュリズム研究は政治的文脈での集合的アイデンティティを分析し、民主主義政治の現状や課題を明らかにすることであり、ポピュリズムは近年欧米の政治に関して頻繁に用いられている重要な語である。しかし、その意味や定義は定まっておらず、研究者からはマスメディアの描くポピュリズムは本来のポピュリズムではないと批判されている。そこで、『朝日新聞』と『読売新聞』のポピュリズムという語をタイトルまたは本文中に含む記事を対象としてフリーソフトウェア「KH Coder」を用いたテキスト分析などの内容分析を行う。その中で、2紙共通、または各新聞で描かれるポピュリズムの特徴を明らかにする。そして、先行研究でのポピュリズムの定義や特徴、ポピュリズムと民主主義との関係を比較し、新聞社独自のポピュリズムや民主主義ついて明らかにする。
講評 個人的な興味や関心を普遍性をもつ研究テーマに改め、先行研究を整理し、調査によって発見または検証が行われたことを評価する。
キーワード1 ポピュリズム
キーワード2 KH Coder
キーワード3 テキスト分析
キーワード4 新聞紙
キーワード5 民主主義