学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 佐伯 順子 | 年度 | 2019年度 |
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タイトル | 「オリックス・バファローズ人気向上のためのメディア戦略」 |
内容 | 「私たちはスマートフォンのそばで生活し、SNSから情報を得ることが当たり前となっている。企業の広報活動において消費者からの注目を得るためにはSNS戦略が欠かせない。 また、それはプロ野球においても同様であり、その点で球団とファンを「結びつける」ことができるSNSは大きな役割を果たしうると推測する。では、プロ野球をさらに盛り上げるために、どのようにSNSを活用するべきなのか。 第一章では、本稿で取り上げるプロ野球、およびオリックス・バファローズについて言及する。第二章では、一般的に利用されている4つのSNSについて言及する。そして、第三章では、同球団の公式Twitterと、スポンサーであるPontaから生まれたバファローズ応援キャラクター・バファローズポンタの公式Twitterの2つのアカウントを取り上げ、それぞれの投稿やそれに寄せられたフォロワーからの反応を分析する。具体的には、各々のアカウントにおける2019年9月の投稿を分析・分類し、共通する特徴を見出す。また、それらの特徴から改善点を見出し、今後の集客において行うべきSNS戦略を提案す |
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講評 | メディア学科佐伯ゼミでは、映像分析、新聞、雑誌記事の研究に加えて、最新のメディア状況をふまえての卒論が増加しており、今年度は全21本のうち、SNSをテーマにした論文が7割近くに増加した。ただし、佐伯ゼミの主題は「文化とコミュニケーション」分野であるため、新聞、雑誌記事の調査、映像表象分析とSNS上の情報の調査を組み合わせた卒論、アイドル文化やスポーツ文化との関係からSNSを研究する卒論が特徴である。ジェンダーとメディアがゼミの主要テーマのひとつでもあるので、ファッション、ボディ・イメージ、食文化、タカラジェンヌ、LGBTに関するテレビドラマ、フェミニズム映画と、女性に関心が高いテーマが多いのも特徴であるが、ジェンダー以外にも、「バスる」という現象、You Tuberのアイドル化、5Gの可能性、eスポーツ、「族」から「系」への変化など、最新の社会現象をとらえた論文も一定の成果をあげている。若い学生の関心の中心がSNSに移るなかで、新聞、特に地方新聞についての卒論が出たのは、同志社新聞学の歴史を継承する上でも、新聞メディアの将来を考える上でも貴重であった。 |
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