卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名佐伯 順子 年度2019年度
タイトル日本女子サッカーとメディアの関わり
内容  今日、女子スポーツが昔と比べ盛り上がってきている。その中の1つが、女子サッカーだ。その女子サッカーは、競技人口が年々増えており、日本のメジャースポーツへと徐々になりつつある。その要因の1つに「メディア」が貢献している。「なでしこジャパン」の愛称やテレビ企画に女子サッカーを盛り込み普及に使用するなどの策略は、メディアの特性を活かしたものとなっている。  しかし、この女子サッカーにはまだまだ多くの課題が残っており、日本の男子サッカーや海外の女子サッカーと比べると大きな壁があるのが事実で、認知度やその女子サッカーへの熱量の差、給料の格差などがある。そこで、女子サッカーにメディアは貢献していると述べたが、「mycujoo」をさらに利用し、メディア露出を増やすことや澤穂希に変わる女子サッカーの広告塔となれる選手を立てるなど。このような課題を乗り越えるためにメディアはまだまだやれることがあると私は考えた。そうすることにより、女子サッカーは更なる飛躍ができると私は感じた。
講評 メディア学科佐伯ゼミでは、映像分析、新聞、雑誌記事の研究に加えて、最新のメディア状況をふまえての卒論が増加しており、今年度は全21本のうち、SNSをテーマにした論文が7割近くに増加した。ただし、佐伯ゼミの主題は「文化とコミュニケーション」分野であるため、新聞、雑誌記事の調査、映像表象分析とSNS上の情報の調査を組み合わせた卒論、アイドル文化やスポーツ文化との関係からSNSを研究する卒論が特徴である。ジェンダーとメディアがゼミの主要テーマのひとつでもあるので、ファッション、ボディ・イメージ、食文化、タカラジェンヌ、LGBTに関するテレビドラマ、フェミニズム映画と、女性に関心が高いテーマが多いのも特徴であるが、ジェンダー以外にも、「バスる」という現象、You Tuberのアイドル化、5Gの可能性、eスポーツ、「族」から「系」への変化など、最新の社会現象をとらえた論文も一定の成果をあげている。若い学生の関心の中心がSNSに移るなかで、新聞、特に地方新聞についての卒論が出たのは、同志社新聞学の歴史を継承する上でも、新聞メディアの将来を考える上でも貴重であった。
キーワード1 女子サッカー
キーワード2 メディア
キーワード3 なでしこジャパン
キーワード4 普及
キーワード5