学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 竹内 長武 | 年度 | 2019年度 |
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タイトル | 旅の移り変わりと「聖地巡礼」のブーム |
内容 | 私たちが平素使う旅の意味は、除災招福を求めた信仰心によって始まっている。信仰の旅は、すでに平安末期にみられるが、鎌倉時代になって広がりを示し、対象も熊野詣が伊勢神宮へと次第に移っていった。私たちの生きる現代では、舞台となった場所や物語・登場人物にゆかりの場所を巡る「聖地巡礼」や「聖地訪問」が定着しつつある。この現象が広まるにつれて、一般のマスメディアにおいて一種の社会現象として捉えられ、報道されるようになった。人間の旅の形が大きく移り変わってきている中で、アニメの「聖地」の魅力は何か。何がファンをそこまで引き付けているのか。そのような疑問を時代と共に変容する旅についてをまとめつつ、現代的なメディアの影響に注目しつつ考察した。 |
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講評 | 2019年度の竹内長武ゼミの卒論は、バラエティに富んでいた。ポプラーカルチャーを中心として、さまざまなテーマで取り組んだ。マンガの分野では、「キングダム」に表現された組織のあり方、韓国のウェブトゥーンの表現、「名探偵コナン」のメディア戦略などがテーマとしてあった。テレビや映画については、ギャング映画の変遷、声優のメディア進出、ゾンビ映画の歴史、「聖地巡礼」のブーム、「容疑者Xの献身」の海外との比較、高校野球のメディア戦略、ジャニーズとファンとの関わり、新撰組のメディア普及など。ネットやSNS関係では、教育との関わり、VRメディアの生活環境への影響、日本のYouTube の現状と問題点、SNS時代におけるファッションなど、実に多様なテーマに取り組んでいる。それぞれ問題意識が高く、研究の方法も、実態調査にもとづくもの、文献を中心とするもの、作品分析など、テーマに応じたものが採られていた。文章表現は論理的なスタイルが要求されるが、かなり高度な文章力をもつ学生もいて、感心させられることが多かった。全員、自分の関心のある分野やテーマに取り組んできたので、完成したときの喜びは大きかったと思う。 |
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キーワード1 | コンテンツツーリズム |
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キーワード2 | 聖地巡礼 |
キーワード3 | まちおこし |
キーワード4 | |
キーワード5 |