卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名池田 謙一 年度2020年度
タイトルラグビーワールドカップとメディア ラグビーワールドカップは2019はなぜあんなに盛り上がったのか
内容 なぜラグビーワールドカップ2019は予想をはるかに上回る盛り上がりを見せたのか。本研究では、この疑問を解決するために主にメディアに注目して行った。メディアと言っても様々なメディアがこの大会に関係していたが、一番多くの視聴者数がいたメディア媒体はテレビであったため、テレビとテレビ以外のメディアの2つに分けて、研究を進めた。1章ではテレビに注目して述べている。試合中継内の映像制作の技術の進化や実況・解説の工夫など様々な要因が見つかった。ドラマやCM出演等の中継外の要因も多く発見した。2章ではテレビ以外のメディアについてである。SNSの投稿ににわかファン向けのコンテンツが多くあったり、徹底したSNS運用体制が敷かれていたことが分かり、SNSも盛り上がりの加速の要因になったことが分かった。今後もファンを定着させるには、メディアに出続けることや人気漫画を作るということを挙げた。
講評 執筆者本人が現役のラガーマンであり、関係者へのインタビューも行い、臨場感のある論文となった。先行研究を踏まえた研究対象の絞り方も適切であり、また先行する知見についても丁寧にネットの記事を調査している。テレビメディアの報道・編集・中継・技術・ドラマ・CMの説明、主催者側のSNS運用体制の説明も立体的でよい。
欲を言えば、にわかファン向けの報道やSNS対応に対して、にわかファン自身はどのような反応をして、どのように盛り上がったのか、具体例を挟むと、さらによかったのではないかと思われる。CMについては例があるが、視聴の例やツイートに関する具体例を入れるということである。
キーワード1 ラグビーワールドカップ
キーワード2 メディア
キーワード3 にわかファン
キーワード4 テレビ
キーワード5 SNS