学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 勝野 宏史 | 年度 | 2020年度 |
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タイトル | スポーツの視聴体験の変容とプラットフォーム化するスタジアム ~「臨場感」に注目して~ |
内容 | 現在、世界でスポーツ文化というものが根付いているが、近年の日本産業は「するスポーツ」よりも「見るスポーツ」に注目が集まってきている。そして「見るスポーツ」において、その視聴体験というものは様々に多様化してきており、それぞれにより受け取り方が異なってきている。オリンピックやワールドカップなどの国際的なイベントがきっかけになり、メディアが発展していくことも多々ある。私はその中で、スポーツを見る中心のメディアであるスタジアムに注目したい。特にスタジアムでしか味わうことができない「臨場感」に注目し、その「臨場感」というものはどのようにして創出されているのかを分析する。またメディアと共に発展してきたスポーツ文化において、メディアやスタジアムはどのような視聴体験を人々に与えたのか。スタジアムの新たな形であるプラットフォーム化の現象についても述べていく。 |
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講評 | コロナ禍においての卒業論文執筆は、個々の調査への取り組み方やゼミでのフィードバックのあり方において通常とは異なるかなりイレギュラーなプロセスとなった。特に、フィールドワークやインタビュー調査を念頭に準備を進めていた学生の多くは調査方法のみならずテーマそのものの変更を余儀なくされ、春学期のほとんどの時間をそのような軌道修正に費やすこととなった。そのような状況の中で、今年度は19名の卒業論文が提出された。テーマは多岐に渡ったが、大きくは以下のカテゴリーに分けることが出来る。1.バーチャルリアリティ・ロボット・AI 2.アイドル・身体・ジェンダー 3.消費文化・ポピュラーカルチャー・社会的想像力 4.メディア・SNS・陰謀論。本ゼミにおいて卒業論文執筆の際の目標として繰り返し強調してきたのは、トピック重視の狭い範囲で答えありきの明快な議論を展開することではなく、具体的な現象とその分析の往還の中で自分なりの問いを見出し、その問いを追求する中でさらなる大きな問いにたどり着くということであった。新しいメディアコミュニケーションの普及とそれに伴う身体感覚やアイデンティティの変容、そして新たな想像力の形成、さらには陰謀論といったコロナ禍と結びついたテーマが数多く出てきたのは、それぞれが社会への関心を高めていった成果であると共に、これからも考え続けながら生きていくうえでの出発点にもなったことだろう。 |
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キーワード1 | 臨場感 |
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キーワード2 | スタジアム |
キーワード3 | プラットフォーム |
キーワード4 | 視聴体験 |
キーワード5 |