学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 勝野 宏史 | 年度 | 2020年度 |
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タイトル | 伝わる話し方とは何か ~人間のアナウンサーとAIアナウンサーの作られ方を比較して |
内容 | 私は、昨年の10月からアナウンサーの仕事をしている。アナウンサーとは、情報を分かりやすくお伝えするメディアである。その為、日々伝わる話し方とは何かを考えている。アナウンサーは人間だけでなくAIアナウンサーもいる。私は、ただ与えられた原稿をそのまま伝えているだけでは、人間のアナウンサーの仕事はAIアナウンサーにも代替可能だと思った。そこで、人間のアナウンサーとAIアナウンサーの作られ方を比較することで、人間のアナウンサーだからこそできる話し方を見つけ出しそうと考えた。また、話し方だけに留まらず、AIにはできないであろうことは何かを考え、この比較を通して、人間と機械の本質的な違いは共感を促すコミュニケーションにあるということを明らかにしている。 |
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講評 | コロナ禍においての卒業論文執筆は、個々の調査への取り組み方やゼミでのフィードバックのあり方において通常とは異なるかなりイレギュラーなプロセスとなった。特に、フィールドワークやインタビュー調査を念頭に準備を進めていた学生の多くは調査方法のみならずテーマそのものの変更を余儀なくされ、春学期のほとんどの時間をそのような軌道修正に費やすこととなった。そのような状況の中で、今年度は19名の卒業論文が提出された。テーマは多岐に渡ったが、大きくは以下のカテゴリーに分けることが出来る。1.バーチャルリアリティ・ロボット・AI 2.アイドル・身体・ジェンダー 3.消費文化・ポピュラーカルチャー・社会的想像力 4.メディア・SNS・陰謀論。本ゼミにおいて卒業論文執筆の際の目標として繰り返し強調してきたのは、トピック重視の狭い範囲で答えありきの明快な議論を展開することではなく、具体的な現象とその分析の往還の中で自分なりの問いを見出し、その問いを追求する中でさらなる大きな問いにたどり着くということであった。新しいメディアコミュニケーションの普及とそれに伴う身体感覚やアイデンティティの変容、そして新たな想像力の形成、さらには陰謀論といったコロナ禍と結びついたテーマが数多く出てきたのは、それぞれが社会への関心を高めていった成果であると共に、これからも考え続けながら生きていくうえでの出発点にもなったことだろう。 |
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キーワード1 | アナウンサー |
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キーワード2 | AIアナウンサー |
キーワード3 | 身体化 |
キーワード4 | 女性アナウンサー |
キーワード5 |