学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 竹内 長武 | 年度 | 2021年度 |
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タイトル | 「東方Project」の特殊性 |
内容 | 「東方Project」は個人が制作した同人ゲームとしては他に類を見ない人気と規模を誇っている。コミックマーケットを初めとして、オンリーイベントにおいても参加サークル数の規模はとても大きく、二次創作活動は多種多様に発展している。制作者である「ZUN」こと太田は二次創作というものに寛容で、ファンの働けかけもあり二次創作におけるガイドラインを制定した。そして、商業展開にも決して消極的ではなかったものの、太田は常に「東方Project」を個人の同人活動による産物に留め続けた。当初はブログサイトなどの紹介から人気となり掲示板などを中心としてファンコミュニティが形成されていたが、動画共有サービスがスタートするとそこで二次創作の動画が人気を博し急激に人気とコミュニティの規模を拡大させた。また、TwitterやpixivなどといったSNSサービスにもファンコミュニティは広がり、時流に乗る形でファンコミュニティはそれぞれ分断しつつ規模を拡大した。原作者の寛容とコミュニティ分断こそが「東方Project」の発展と繁栄を支えているといえるだろう。 |
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講評 | 2021年度は、マンガ、ゲーム、映画、キャラクター産業など、多様なテーマの卒論が執筆され提出された。それぞれ取り組む学生の思い入れのあるテーマであり、問題意識も高かったと思う。毎年締切り前に完成して提出する学生がいるが、今年は例年になく多く、ほぼ半数にのぼった。内容面でもしっかりと分析し執筆している者が多く、指導教員としても勉強になった。コロナの流行状況のなか、何かと不便なことが多かったが、きちんと全員提出に至ったことは、大変に嬉しい。 |
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キーワード1 | 同人 |
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キーワード2 | 二次創作 |
キーワード3 | コミュニティ |
キーワード4 | 寛容 |
キーワード5 | 分断 |