学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2019年度 |
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タイトル | 大規模クラスでの有効な授業方法の検討-同志社大学を事例 に- |
内容 | 大学のユニバーサル化にともない教育の質保証が求められ ている。本稿では、大規模クラスでの有効な授業方法の検討をテーマに同志社大学でのアンケート調査および今後の課題について報告する。 本研究では「普及」に焦点を当て、プログラム、アクティビティーなどの教育方法(ソフト面) または教室、設備の工夫や ICT環境の活用(ハード面) からのアプローチに加え、 4 つの授業モデルを 取り上げている 。アンケート調査では「大規模クラスでのアクティブ・ラーニングの実施状況および満足度」と「4つの授業モデルの提案」の主に2つのテーマに関する質問項目を作成した。 分析では 大規模クラスでのアクティブ・ラーニングを経験したことがある学生は 4 割に満たなかったこと、アクティブ・ラーニングは項目ごとに実施状況と満足度が異なるということ などが明らかになった。また4つの授業モデルの可能性について一定の示唆を得ることが できた。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が17名、10000字が5名の計22名であった。今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできた。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、20000字の卒業論文では、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを今年は比較的スムーズに積み重ねることができたように思う。また、10000字の卒業研究についても、データを収集しないで、課題を設定し、それを文献を主に参照しながら、分析するというプロセスであるが、かえって曖昧となりがちで難しいのであるが、今年の10000字を選択した学生たちは、比較的曖昧さがない、10000字内での課題設定と分析ができていたように思う。ぜひ、20000字選択と10000字選択において、来年度の4回生(わたくしが今年サバティカルであったことから、4回生はいない可能性があるが)に今年の経験を伝え、踏襲できるようなシステムを構築してほしい。 |
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キーワード1 | 大学教育 |
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キーワード2 | アクティブ・ラーニング |
キーワード3 | 大規模クラス |
キーワード4 | 授業満足度 |
キーワード5 |