学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 池田 謙一 | 年度 | 2022年度 |
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タイトル | 嘘を嘘と見抜く人と見抜けない人 |
内容 | 本稿では嘘を嘘と見抜く人と、見抜けない人にどのような特徴があるかを考察し、嘘を見抜くために必要なことを論じる。 日本全国300人を対象にしたアンケート結果から、新型コロナウイルスのデマを信じている群と、信じていない群に分類し、アンケート結果にt検定,カイ二乗検定,比率の差の検定,ロジスティック回帰分析を実施した。結果としては、デマを信じている群ほど<利用している媒体数が多い>、<SNS内検索で情報の真偽を確かめる>ことがわかった。また、西村博之氏が2022年7月11日に発信した誤情報ツイートに対するコメント100個を抽出。「山上容疑者が同志社大学を中退した」という誤情報を信じている群ほど<twitter歴が長い>ことがわかった。 情報社会では個人の能力だけで嘘を見抜くことは非常に困難だ。そのため、「嘘を防ぐための仕組みを構築する」ことが求められる。メディアの役割としては「不確実情報を報道しない」、「事実のファクトチェックをする」、プラットフォームの役割としては「誤情報発信を防げる機能」、「悪意のあるデマ発信への処罰」が挙げられる。 |
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講評 | 先行研究の知見への疑問から出発し、コロナウィルスや安倍元首相銃撃事件を題材にデマ/嘘/フェイクニュースを見抜く力とSNS利用との関連性を検討した。嘘を防ぐ環境側のエコシステムとユーザ側のメディアリテラシーの重要性をネット調査とツイートの分析を通じて解明し、仮説に反する結果の意味をよく考察している。 |
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キーワード1 | 西村博之 |
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キーワード2 | ひろゆき |
キーワード3 | デマ |
キーワード4 | 誤情報 |
キーワード5 | ファクトチェック |