学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 池田 謙一 | 年度 | 2022年度 |
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タイトル | ファンの主体性とメディア~SNS時代におけるエンタメ消費の在り方~ |
内容 | 本研究では、アイドルに対して使われる“推し”という言葉が一般化していることに着目し、ファン活動が受動ではなく能動的なものとして表現され、人気を集めていることの要因を探った。 ファン活動の隆盛とアイドルの活躍には、メディアが大きく関連している。メディア環境がマスメディアを前提としたものから“拡散”をベースとするものへ変化したことで、ファンの形成する共同体はオープンになり、消費体験が手軽になった。また、ファン活動はトキ消費の潮流の表出であり、ファンであることを通して個人の自己表現やアイデンティティの獲得を行える。このようなことがファン活動の隆盛に寄与している。 そして、そのような要因によって、日本においてファンダムは購買行動やSNSでの投稿に特に意欲的であり、政治や社会参加においても特徴が出ているが、ファンの熱量は必ずしも良い効果だけをもたらすわけではなく複雑に出現する。アイドルの持つ影響力を表出させる存在のファンダムは、その作用が重要な議題になると考えた。 |
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講評 | ファン「共同体」の歴史的な発展がメディアの変化とともにあることが明瞭に描かれ、その中でファン側の能動性が高まり、能動性の中でさらに自己表現やアイデンティティの表出が現れてきたことがよくわかる。またファンダムの持つ社会的なインパクトについてもよく考察している。ファンダムがオープンな共同体となり、その熱さがバズることにつながる意味が明瞭である。 |
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キーワード1 | ファンダム |
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キーワード2 | アイドル |
キーワード3 | SNS |
キーワード4 | マスメディア |
キーワード5 | 共同体 |