学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2019年度 |
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タイトル | 大学生の友人関係が大学生活満足感に及ぼす影響 |
内容 | 少子高齢化が進み大学が冬の時代を迎えている今日、学生の中途退学や大学不適応に繋がりかねない大学生活満足感について調査を行うことは急務である。大学生活満足感に影響を及ぼす要因の中でも、筆者は友人関係に着目した研究を行った。友人関係に関する先行研究では詳細な調査が行われていない点も踏まえ、本研究では大学生の大学生活満足感と友人関係の現状、また、友人関係が大学生活満足感に及ぼす影響を、大学生の生活場面に区分し、質問紙調査を用いて明らかにした。結果、「学部」「部活・サークル」「アルバイト」「自由時間」において満足感に影響を与える友人の性質やつき合い方は場面によって異なること等が明らかになった。この結果より、それぞれの場面にあった望ましい友人関係が形成されるよう、教育場面を整えることが、大学が果たすべき役割であり、友人関係に関する調査や学生支援は、今後も行われていくことが望ましいと筆者は考える。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が17名、10000字が5名の計22名であった。今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできた。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、20000字の卒業論文では、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを今年は比較的スムーズに積み重ねることができたように思う。また、10000字の卒業研究についても、データを収集しないで、課題を設定し、それを文献を主に参照しながら、分析するというプロセスであるが、かえって曖昧となりがちで難しいのであるが、今年の10000字を選択した学生たちは、比較的曖昧さがない、10000字内での課題設定と分析ができていたように思う。ぜひ、20000字選択と10000字選択において、来年度の4回生(わたくしが今年サバティカルであったことから、4回生はいない可能性があるが)に今年の経験を伝え、踏襲できるようなシステムを構築してほしい。 |
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キーワード1 | 大学生活満足感 |
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キーワード2 | 友人関係 |
キーワード3 | 友人の数 |
キーワード4 | 友人の性質 |
キーワード5 | 友人とのつき合い方 |