学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 阿部 康人 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | 昭和の文化を後世に残す ―銭湯を例に「昭和」のシミュラークル化を考える― |
内容 | 日本国内の銭湯の数は年々減少しているが、国内では同時に「昭和レトロブーム」という動きがあり、昭和の時代を感じさせるモノに多くの人気が集まっている。そして、銭湯はそのブームによって人気に再び火のついた産業でもある。しかし近年、「昭和っぽい」が実際に昭和にはなかったものが溢れている。このような現象をシミュラークル理論を用いて論じ、銭湯をはじめとした昭和の産業がどのように昭和レトロブームと向き合うべきなのか考察した。 まず、銭湯と昭和レトロブームの歴史についてまとめ、シミュラークル理論の説明、昭和レトロブームがシミュラークル化している例をあげた。そして、若者の銭湯利用実態と銭湯に抱くイメージをアンケートにより調査し、さらに鴨川湯経営者にインタビュー調査を行った。そして、銭湯を後世に残すには、「レトロさ」を銭湯利用のきっかけとなる工夫をしつつも,その銭湯本来の大事にしていきたい軸をもって,ブームで訪れた若者により深い魅力を分かってもらう方法を考えるべきであると結論づけた。また、これは銭湯だけでなく昭和レトロブームを利用するすべての産業にも言えると提示した。 |
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講評 | 大学生による京都市内の銭湯の演出/利用実態を研究対象にした「昭和レトロブーム」についての社会調査です。社会調査票を用いたデータ収集に加えて聞き取り調査を通して、銭湯の演出/利用実態の一端を明らかにした点は評価に値します。一方、ほかの「昭和レトロブーム」に関する先行研究調査をもう少し時間をかけて丁寧に行えばさらによい論文になったのではないかと思います。2年間の努力の結晶である本作を高く評価します。 |
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キーワード1 | 銭湯 |
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キーワード2 | 昭和レトロブーム |
キーワード3 | シミュラークル |
キーワード4 | アンケート 調査 |
キーワード5 | インタビュー 調査 |