学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 勝野 宏史 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | 「プラットフォーム化するお寺」 |
内容 | 「寺院消滅」という言葉があるように、現在のお寺は門徒の減少、後継者問題というような課題を抱えている。現在のお寺離れは加速する一方であり、以前まで教育、相談など社会的役割を担っていたお寺が消滅してしまう危機が迫っているのである。そこで、もう一度、お寺を人が集まる場所としてプラットフォーム化しようとする取り組みが行われている。門徒の減少により、収入源が減ってしまい、お寺を継続できなくなっているお寺も少なくない。そこで、お寺の収入を門徒だけに頼るのではなく、宿坊を始めお寺を活性化させるお寺がある。また、お寺の本堂でアート展や服のポップアップを開催するなどして、お寺に自然と人が集まるような取り組みを行っている。このように、お寺を活性化しようと取り組みお寺が増え、プラットフォーム化していくお寺の様子が見られるのである。 |
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講評 | 今年度は多様なテーマからなる16の卒業論文が提出され、大きくは以下のカテゴリーに分けることが出来た。1.ポピュラーカルチャー(ファッション・音楽)2.テクノロジーと社会・文化変容(AI・アート・ゲーム・プラットフォーム)3.表象・イメージ(ジェンダー・人種・地方・国家・宇宙)4.消費社会・新自由主義(アイデンティティ・消費行動)。興味深いことに、最終の口頭試問において明らかとなったのは、ほとんどの論文が何らかの形で「変容」「つながり」「存在の不安」という問題意識を有しているということであった。本ゼミにおいて卒業論文執筆の際の目標として繰り返し強調してきたのは、トピック重視の狭い範囲で明快な議論を展開することではなく、具体的な現象とその分析の往還の中で自分なりの問いを見出し、その問いを追求する中でさらなる大きな問いにたどり着くということであった。個々それぞれが独自のテーマに着目しながらも、上記のような共通の問題意識を共有することが出来たことは、ゼミ全体での議論を通じてそれぞれの研究が豊かになったからではなかろうか。今後の進路においても、この経験が各自の思考や表現の基盤となり、より幅広い視野で社会に貢献していく素地を築いたと信じている。コロナ禍での入学となり、様々な形の不安や不便があったにもかかわらず、その間蓄積してきた知識と経験を結集させ各論文を完成させた学生たちの努力と成長に心からの敬意を表します。 |
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キーワード1 | お寺 |
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キーワード2 | プラットフォーム化 |
キーワード3 | 宗教 |
キーワード4 | 寺社仏閣 |
キーワード5 |