学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 池田 謙一 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | SNSプロモーションがK-popの日本人気に及ぼす効果 |
内容 | 本研究は、コロナ禍でも日本でK-popが人気を獲得し続けたのは何故なのか、「K-popの日本での人気」と「SNS」の相互関係について、調査しまとめたものである。 「K-popが日本で爆発的な人気を獲得したことにSNSは関連しているのか」というRQを設定し、①K-popアーティストは他のアーティストよりSNS上で日本のファンを獲得している。②K-popを最も好きな人は、他のアーティストが最も好きな人よりSNSの接触率が高い。③K-popを最も好きな人は、他のアーティストがもっとも好きな人ほど、知らない曲に触れるときのハードルが低い。という3つの仮説を立て、Web上と学生を対象にアンケートを行い調査した。その結果、3つの仮説はどれも支持されなかったため、日韓アーティストのSNS上でのプロモーション内容や投稿数を比較して調査を行った。プロモーションの調査では、K-popとJ-popのアーティストの投稿内容や投稿数は差が見られ、K-popアーティストの方がSNSをプロモーションに活用していることが考えられた。 |
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講評 | K-popの受け手であるユーザには仮説で予測した傾向が示されず、その点で人気とSNSとの関連性は明瞭でなかったが、K-popの送り手からのプロモーションを検討してみると、大きな差が見られ、それによる発信がフィルターバブル的にファン獲得に効果をもたらしている、という知見は興味深い。 全体として、本年の卒論は類似したテーマでサブチームを組んで研究を進めるというよりは、一般のアンケート調査は共同で実施しても、個々の研究には独自色が強かった。一般のアンケート調査も相乗りの調査が二通りとなった。また分析の結果は必ずしも仮説通りとは行かないケースが多かったものの、データの解釈に独自の視点を用いることが出来たり、付加的なアンケート、実験、インタビュー、内容分析、比較文化的アンケートといった多様な手段で論文を多角的に書くことができており、メディア研究でこれまで知られていない知見が大量に生み出された。全体として良い評価とする。 |
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キーワード1 | K-pop |
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キーワード2 | SNS |
キーワード3 | プロモーション |
キーワード4 | J-pop |
キーワード5 |