卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名阿形 健司 年度2008年度
タイトル体育会学生は就職活動に有利なのか
内容 就職活動に際して「体育会は有利」という話を耳にすることがあるが、体育会系部活動に所属していた私自身の就職活動では有利だとは感じず、むしろ時間がなく大変だったという印象しかない。こうした世間と私の感覚とのギャップがなぜ生じるのか疑問を持ち、卒論へと取り掛かった。まず、今日の就職活動について述べ、体育会学生の特徴やイメージ、就職活動における有利点、不利点を挙げた。そして、企業が求める学生像を調べたところ、世間が持つ体育会学生(スポーツマン)のイメージとほぼ一致した。こうした体育会のイメージ=企業が求める学生像という図式から、「体育会は就職に有利」と呼ばれるのではという仮説を立てた。このことを検証すべく、体育会限定セミナー企画・運営をする企業、また、実際に新卒採用に携わっている人事の方へ聞き取り調査を行った。その結果、企業側は、体育会だから無条件で優遇するということはなく、その部活を通して得た“経験”に期待をさせてくれるような体育会学生を選んでいる。体育会だから就職活動において内定を獲得しやすいという根拠はなく、何か一生懸命打ち込んだ経験のある学生なら企業は平等に採用をしていることが分かる。
講評 昨年度に比べて一次資料を集める努力をした人が多いことは評価できる。文献研究の場合も、丹念に資料収集した論文は優れている。テーマ探索と資料収集をどれだけ丁寧に行ったかが、できあがりに反映している。
キーワード1 体育会学生と非体育会学生
キーワード2 企業が求める学生像
キーワード3 体育会限定セミナー
キーワード4
キーワード5