卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名千田 忠男 年度2009年度
タイトル今後の地球温暖化対策について
内容  この論文は、世界的課題である「地球温暖化」を焦点とし、今後の地球温暖化対策について考察している。まず、地球温暖化について考える前に、我が国の公害の歴史や、その対策を振り返ることで、今後の温暖化対策に活かすことはできないかを考察している。つぎに、そもそも地球温暖化とは何なのかについて明らかにし、二酸化炭素放出をはじめとする産業活動によって大気温が上昇し、地球温暖化の悪影響が非常に深刻な問題を引きおこすことを示した。その実例な例を紹介し、とくに地方の例を紹介することによって、今後の温暖化対策について考える上での良き参考としている。最後に、国・民間企業・地方公共団体・国民それぞれが温暖化対策を実施するとともに、国民一人ひとりも課題を自覚して協力するべきであると主張した。
講評 すべての論文が現今において注目されている社会問題を取りあげているが、特に雇用労働問題と産業活動における諸問題を取りあつかった論文に鋭さが見られた。また、問題意識を鮮明にしながら複雑な問題事象に分け入るために方法を工夫するという姿勢も明らかであった。個々の論文に対しては次の点に注目して評価を加えた。
社会の中で生起する諸現象は、調査・検索による事実発見とその批判(考えられる反証をあげて、それにも耐えられるかどうかを試す)という手続きを踏むことによって、誰もが否定できない・誰もが認めざるを得ない・誰もがそこから出発しなければならない「事実」になる。そうした手続きが意識されているかどうか。
「事実」にたいする筆者の解釈を示す時にも、解釈はいく通りもありうるという事情を十分に理解して、自分の解釈を論理的かつ合理的に導こうとしているかどうか。
「事実」、「解釈」、「合理的な推論」をふまえて、合理的で実現可能な道筋をも含んだ「政策提案」をしようとしているかどうか。
これから社会で活躍する際に、卒業研究を通じて鍛えた理性を縦横に役立てることを期待して、詳細に採点した。
キーワード1 地球温暖化
キーワード2 二酸化炭素
キーワード3 温暖化対策
キーワード4 地域
キーワード5