学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 寺井 基博 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 医療品市場~ジェネリック,薬価が与える影響とは~ |
内容 | 日本は現在、高齢化により国民医療費が年々高騰している。国民医療費のうち2割が薬剤費で占められており、政府は削減に向けて薬価制度によって医療費を抑えている。薬価のほかに、ジェネリック医薬品の普及促進により、効果は新薬と同じで安価な薬を広めることでも医療費削減を狙っている。 しかし、この政策は医療費を下げることに関しては、威力を発揮しているが、製薬業界はダメージを被っている。薬価の引き下げにより売り上げが伸びず、資本の確保のために大型合併が相次いでいる。製薬会社にとって資本不足は、研究費の欠乏につながり、製薬会社の命でもある新薬の開発に影響を与えている。 ジェネリック医薬品の普及は思うようにいっていない。不安要素が多く、まだ認知度が低いということも原因の一つである。普及にはまだまだ時間が必要だが、広まることによって製薬会社は圧迫されることになる。同じ効能の薬であれば安い薬を買いたくなるのは当然である。 今後、将来を予想しながら政府、製薬会社、患者など、その時代のニーズに合った対策を考えていくことが必要である。 |
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講評 |
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キーワード1 | 国民医療費(薬剤費) |
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キーワード2 | 薬価 |
キーワード3 | ジェネリック医薬品 |
キーワード4 | 製薬業界 |
キーワード5 |