学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 阿形 健司 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | わが国の深刻化する自殺の実態 |
内容 | 現在のわが国の自殺者数は1998年から11年連続で3万人を超し、また、自殺率はOECD諸国で3位と不名誉な記録を並べている。まさに、「自殺大国」である。有職者に関しては、自殺の原因として昇進や解雇などの勤務問題や失業率の上昇、長時間労働が考えられる。自殺の原因のもう一点がうつ病である。うつ病を患う人達は、なかなか自分がうつ病にかかっていると認めず、精神科に通院するタイミングが遅れ、より傷口が大きくなるケースが目立つ。では、うつ病対策などの自殺対策が進んでいるかと言えば、そうとは言えない。「危機介入」には力を注いでも、「事前対策」や自殺後の遺族のケアを施す「事後対策」が欠落している。その一方で同じ「自殺大国」と呼ばれたフィンランドでは、10年かけて行ったプロジェクトにより自殺率を減少させ、世界的にも評価されている。昨今の不景気により、失業者が増加し、このままでは自殺者数が減少するどころか、増加する可能性がある。早急に対策を推し進めるべきだ。 |
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講評 | むずかしいテーマに取り組み、一定の議論ができている。ただし、データの解釈や論理展開にやや難があり、今後の精進が期待される。 |
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キーワード1 | 自殺の増加 |
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キーワード2 | 有職者 |
キーワード3 | うつ病 |
キーワード4 | 自殺対策 |
キーワード5 | プリベンション |