学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 浦坂 純子 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 体育会学生と就職活動-体育会クラブの環境作用について- |
内容 | 「体育会学生は就職活動の際に有利」という言葉は果たして真実なのだろうか。また、その根拠は何か。このような疑問を抱いて様々な先行研究を吟味する中で辿り着いたのが、体育会学生だから企業に優遇されているのではなく、体育会クラブという環境が学生の成長につながる場であり、そういった学生を企業が求めているから体育会学生が優遇されているように見えるのではないかという松繁[2005]の議論である。この主張こそが、「体育会学生は就職活動の際に有利」とみなされている答えではないかと考え、一連の議論を補完するための実証分析と、「体育会クラブで培われている何か」を検証することによって、体育会クラブという環境の有用性についても提唱することを目指した。自身が体育会クラブに4年間在籍したという経験に加え、同じ立場の4回生9名に対して聞きとり調査を実施したところ、「組織人としての力」に厳しく、かつOB・OGとの交流機会が多いクラブほど就職状況が良好であることが分かった。特に後者は、「年長者に対するコミュニケーション力」を高め、多くの「情報」を得ることの重要性を示唆している。 |
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講評 | 聞きとり調査という手法の限界に対して、きめ細かな議論で主張に説得性を付加した。特に、体育会のOB・OG効果が、直接的なリクルーティングだけではなく、日頃の交流によって「組織人としての力」を涵養する点にあるというのは納得できる。 |
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キーワード1 | 体育会学生 |
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キーワード2 | 就職活動 |
キーワード3 | 役職 |
キーワード4 | OB・OG |
キーワード5 |