学科	産業関係学科	ゼミ教員名	阿形　健司	年度	2010年度
タイトル	我が国の電力供給事業における社会的責任　～高い公益性が求められる私企業について～

内容

電力は我々の生活に最も身近で、我々の生活に無くてはならない貴重なエネルギー財であると同時に「コスト高」なエネルギーとして知られている。しかしそれ以上に電力には使用するにあたってのメリットが多く、近年ではオール電化住宅や電気自動車の話題に現れているように、その利用方法が幅広くなってきている。一方で発電及び発電施設に関する問題や課題も数多く存在するため、第一章と第二章で電力と電気事業者を取り巻く環境について詳しく見ていくことにする。第三章以降は絶え間なく電力を供給し続ける電気事業者は電力供給をストップさせないためにどのような取り組みを行っているのかを、過去の事例をもとに明らかにしていきたい。また、我が国の一般電気事業者の特徴として挙げられる民間企業であるという点と非常に公益性の高い業務内容との間でバランスを重視した経営を行っていく上で留意すべきことを知り、現在の電気事業者に求められている企業姿勢や責任の大きさについて言及していく。

講評	公共サービスを提供する私企業の特徴を明らかにしようとした論文。日常生活ではあまり気に留めない側面に焦点をあてて、文献資料に基づき説得的な議論を展開している。

キーワード1	発送配電一貫体制
キーワード2	電力自由化
キーワード3	停電
キーワード4	電源のベストミックス
キーワード5