卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名冨田 安信 年度2010年度
タイトル「フリーターとして生きる若者たちへ」
内容  正社員以外の働き方、すなわちフリーターとして働き、生きることは間違ってはいない。フリーターという言葉にはなんとなく「悪いことだ」というイメージがあるが、当の本人たちは、「フリーターの何が悪いのか」、「なぜフリーターを減らさなければならないのか」と思っている。その善悪を問うのではなく、フリーターの若者たちが、どのような経緯でフリーターとして生きる状況に立ったのか、そして、その状況が正社員、企業、そして、社会にどのような影響を与えているかを明らかにすることが重要である。つまり、自己と社会から、内と外から、フリーター的存在がどのようなものであるかを明らかにすることが重要である。フリーターと正社員の相違点、フリーターの社会的影響を若者自身が気づき理解して初めて、「自分だけよくてもダメだ」という信念が生まれ、どのように働き生きてくのかを考える第一歩を踏み出すことができる。
講評  産業関係学科では学生にどんどんレポートを書かせますが、それに慣れてしまって、「2,000字くらいのレポートなら、パソコンの前に30分も座っていれば書ける」と安易に考えてしまう学生がいるようです。そんな気持ちで卒業論文を書き始めてしまうと、学生も教員も苦労します。今年度のゼミ紹介には、「3回生のときにレポートを書く楽しさを経験してもらい、それを卒業論文の執筆につなげたい」と書いたのですが、看板倒れに終わりました。来年度はなんとかやってみたいと思います。
キーワード1 フリーター
キーワード2 若者
キーワード3 自由
キーワード4 自己と社会(内と外)
キーワード5