卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名冨田 安信 年度2010年度
タイトル主婦パートでも、もっと活躍したい!!
内容  現在、日本では正規雇用者が減少する一方で、非正規雇用者が増加し続けている。労働者のうち3人に1人が非正規雇用者であり、労働市場において大きな役割を担っている一方、正規雇用者と非正規雇用者との格差が問題となっている。非正規雇用者の中で、半数以上を占めるのがパートタイム労働者であり、そのうちの6割を占めているのが「主婦パート」である。したがって、非正規雇用者のほとんどが女性であり、男女間格差が広がっている要因の1つでもある。派遣社員などに比べると、「主婦パート」が問題視されることも少ない。しかし、「主婦パート」の多くは労働条件が悪いにもかかわらず転職もできない「アリ地獄状態」になっていると言われる。主婦パートにはもっと活躍したいと考えている人が多いにもかかわらず、その力を現場で発揮しにくい現状がある。本論文では、こうした現状や問題点を明らかにしていく。

講評  産業関係学科では学生にどんどんレポートを書かせますが、それに慣れてしまって、「2,000字くらいのレポートなら、パソコンの前に30分も座っていれば書ける」と安易に考えてしまう学生がいるようです。そんな気持ちで卒業論文を書き始めてしまうと、学生も教員も苦労します。今年度のゼミ紹介には、「3回生のときにレポートを書く楽しさを経験してもらい、それを卒業論文の執筆につなげたい」と書いたのですが、看板倒れに終わりました。来年度はなんとかやってみたいと思います。
キーワード1 非正規雇用
キーワード2 パートタイム労働者
キーワード3 主婦パート
キーワード4 女性
キーワード5 パートタイム社員