学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 冨田 安信 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 見える格差、見えない格差 |
内容 | 日本では、かつて一億総中流と言われたように貧富の格差が少なく、ほとんどの人が中流であるという意識を持っていた。しかし、現在、多くの人が格差を感じている。これは、1980年代以降の日本において所得格差が拡大したことに端を発している。そこで、本稿では、まず統計データを見ることで、日本は不平等化しているのか、日本は他の先進諸国にくらべて不平等な国なのか、不平等化しているならばその原因は何かについて考える。統計データで不平等化を進んでいることを確認したうえで、次に、統計データでは把握できない格差、見えない格差、不透明な格差について見ていく。最後に、格差対策としては、人生のスタート時点での格差を小さくすること、最低限の生活水準についてのセーフティネットをつくり機会の平等を設けること、税制を含めた広い意味での保険制度を整備することが必要である。 |
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講評 | 産業関係学科では学生にどんどんレポートを書かせますが、それに慣れてしまって、「2,000字くらいのレポートなら、パソコンの前に30分も座っていれば書ける」と安易に考えてしまう学生がいるようです。そんな気持ちで卒業論文を書き始めてしまうと、学生も教員も苦労します。今年度のゼミ紹介には、「3回生のときにレポートを書く楽しさを経験してもらい、それを卒業論文の執筆につなげたい」と書いたのですが、看板倒れに終わりました。来年度はなんとかやってみたいと思います。 |
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キーワード1 | 格差拡大 |
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キーワード2 | 貧困 |
キーワード3 | 見える格差 |
キーワード4 | 不透明な格差 |
キーワード5 |