学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 千田 忠男 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 飲食業界の現状と課題 |
内容 | 飲食業界における「労働環境・労使関係」の現状と課題が本論文のテーマである。第一章では、現在の飲食業界の現状・特徴についてデータをもとに展開している。また第二章では、それらのデータからみる特徴等々を他産業と比較し飲食業界の課題を示している。現在の飲食業界は、「労働時間」・「離職率」・「給与面」等々の労働環境の面で他産業と比較して問題点の多い環境と言わざるを得ない。さらに、第三章では、実際の飲食店の現場で働く方に行ったヒアリングの内容を記述している。それにより、「事実」だけでなく実際の「現場の気持ち」の両方の面から飲食業界の現状と課題を考察している。第四章では、私の考える飲食業界の「労働・労使環境」改善策として、「労働組合の組織率を上げること」・「使用者の労使関係における資格制度」・「現場と管理職のコミュニケーション」を挙げている。個別の対策でなく、飲食業界全体の「労働・労使環境」を改善することが大切だと私は考えている。 |
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講評 | 私が担当した20件の論考はすべて、目下の重要なテーマを取り上げている。それを大別すると雇用労働政策にかかわるテーマが11件と最も多く、次いで経済産業政策の課題7件、社会問題2件であった。このうち雇用労働政策に関する論考では男女共同参画事業にかかわる課題や仕事と育児を両立させる課題などが主に扱われていた。また、経済産業政策にかかわる論考では、グローバル化と不況対策を見据えた力作が多かった。 ここの論考については次の点に即して評価した。 (1)社会問題をはじめとする政策課題にかかわる研究では、調査・探索によって事実を究明し、事柄の展開する道筋に即した問題解決策を提起することが重要である。そうした研究手続きが意識されることが必要であるが、そのことが意識されているかどうか。 (2)誰もが認識できる事実に対しても、その解釈は幾通りもあり得るという事情を十分に理解したうえで、合理的な解釈を導こうとしているかどうか。 (3)問題解決に向けて合理的であり、なおかつ実現可能な政策を立案しようとしているかどうか。 (4)以上に加え、これから社会で活躍する際に期待される意志と意欲を表現しているかどうかをも見て詳細に評価した。 以上の視点にしたがって標記の論考を評価したところ、すぐれた研究成果であると判断できた。 |
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キーワード1 | 飲食業界 |
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キーワード2 | 労働時間 |
キーワード3 | 給与 |
キーワード4 | 労働環境 |
キーワード5 |