学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 吉田 亮 | 年度 | 2020年度 |
---|---|---|---|---|---|
タイトル | 18世紀から19世紀の捕囚物語からみえるインディアンの家族観が、アメリカのジェンダー観にどう影響を与えたか |
内容 | 本稿では、18世紀から19世紀におけるインディアン社会の家族観に注目し、それがどれほどアメリカ社会に影響を与えたかについて研究を行った。先行研究では、インディアン社会は、女性に土地や財産を所有できる権利などが保障されていたことが分かった。しかし、女性についての記述しかなかったため、男性の立場の記述・研究が不足していた。そこで本稿では、捕囚物語を使用し、インディアン社会の家族観が男女平等をもたらしていると考察した。そして18世紀から19世紀におけるアメリカ女性の生活や権利を比較し、アメリカのジェンダー史にどれほどの影響を与えたかについて論じた。第一章では、インディアン社会とアメリカ社会の関係、アメリカ社会に生きる女性について、第二章では、捕囚物語からインディアン社会について説明している。そして第三章では、インディアン社会の家族観がもたらした影響について、捕囚物語が出版された背景を基に考察する |
---|
講評 | 「18世紀から19世紀の捕囚物語からみえるインディアンの家族観が、アメリカのジェンダー観にどう影響を与えたか」は、当該時期にインディアンによる捕囚を経験したアメリカ人女性による「物語」を介して、彼女らの経験した女性の権利観がアメリカ社会での女性の立ち位置や権利観に及ぼした影響について考察しようとした研究である。 |
---|
キーワード1 | インディアン |
---|---|
キーワード2 | アメリカン・インディアン |
キーワード3 | 女性の権利 |
キーワード4 | ジェンダー |
キーワード5 | アメリカ |