学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 千田 忠男 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | 初公開から84年!(もうすぐ85年!)『メトロポリス』はどのように観られ、どう受け入れられてきたか |
内容 | ドイツの映画『メトロポリス』において、労働者がいかにして描かれているか、またその周辺のドラマがいかにして展開していくかについて、あらすじを示しながら注目する。率直に、感じたことを述べた。 この論文のもうひとつの柱となるのが、『メトロポリス』と他映画との比較研究である。そして映画という文化をまもるためにはどういった思いを持つことが最善なのか、というようなことを思索したつもりだ。これまでにVHS、DVD、Blu-ray Discでみた映画についてのあらすじが多くを占めるが、最後に、思考した結果をもとに、映画をみたところでどう感じたか、また、これから先、死ぬまで映画をみる決意のようなものを、まとめとして打ち込んでみた次第である。労働をモチーフにした映画は、人間の精神活動の象徴として、もちろん現在でも制作される余地はあるのだということを理解してもらいたい。原節子、アンナカリーナ、どう思いますか。 |
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講評 | 12編の卒業論文を指導し、あわせて評価した。そのいずれも現代の私たちが直面する重要なテーマを取り上げて、適切な方法で究明し的確な結論を得て、論文に仕上げている。 その特徴をみると、6編において雇用労働問題が取り上げられていた。また、日本経済の発展を図るテーマが3編、職業教育の課題が2編、芸術における労働表現の課題が1編において、積極的に取り上げられていた。さらに方法についてみると、10編において文献調査が主として 用いられ、2編において聞き取り調査も採用されていた。最後に、5編において国際的諸事情を視野に入れた研究が行われた。 個々の論文についてつぎのよう視点から評価した。 (1) 政策的解決を図るべき課題について、文献調査や社会調査を経て問題状況を事実として把握し、問題の性質の則した解決策が提起されているかどうか。そうした研究手続きが意識されているかどうか。 (2) 価値判断の分かれる場合には事実を確認する手続きを慎重的確に進めることが重要であること、仮に誰もが認識できる事実であっても解釈は幾通りもあり得るということ、などを十分に理解したうえで、合理的な解釈を導こうとしているかどうか。 (3) 問題解決に向けて事実根拠にもとづいて、なおかつ実現可能な政策を立案しようとしているかどうか。 (4) 以上に加え、これから社会で活躍する際に期待される意志と意欲を表現しているかどうか。 以上の視点から12編の論文を評価したところ、いずれもすぐれた研究成果をまとめていると判断できた。 |
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キーワード1 | 『メトロポリス』 |
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キーワード2 | 映画鑑賞 |
キーワード3 | ワイマール共和政 |
キーワード4 | クラカウアー |
キーワード5 | 労働 |