学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 冨田 安信 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | 女性の社会進出と少子化 |
内容 | 女性が社会で大いに活躍している昨今、女性の考え方とそれに伴う社会構造は昔に比べはるかに変化した。この論文では、女性の社会進出と少子化の関係性を解明していきたい。現在、女性の社会進出は急速に高まっている。長引く不況などから、日本社会全体が女性の労働力を必要としているのだ。しかし、その影響は様々なところに大きく及び、社会全体を動かしている。かつての日本では女性は家事をし、男性は外で働き家族を養うという特有のスタイルや考え方があったが、今ではもうあまり見られない。現代において、女性も男性も労働力としてほぼ同等に考えられているのだ。また、女性自身の考え方も変わってきた。社会に出て活躍するために高校や大学、または専門学校に通い高度な知識や技術を身に付けるようになった。結婚や出産よりも経済活動を優先する傾向にもある。その結果、女性は晩婚・未婚化となり、子供の出産率も低下した。女性の社会進出は大きなメリットであると同時に大きなリスクも抱えているのだ。女性の社会進出と少子化は避けては通れない課題となった。しかし、北欧やアメリカなど一部の先進国ではこのリスクを最小限に抑えるシステムを開発し双方の両立を実現している国もある。この論文ではそのような実例も紹介しながら日本の女性の社会進出と少子化を数値や考え方の変化から解明し、その対策を考える。 |
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講評 | 先日のゼミ発表後の打ち上げに、卒業して4年目のゼミの先輩6人が参加してくれました。就職活動中の3回生に何か話してもらおうと1人に声を掛けると、彼が同期生にも声を掛けてくれ、6人が集まってくれました。 ゼミ発表の数日前、3回生が彼にゼミ発表する内容に関してメールでいくつか質問しました。「中小企業のいいところはどこですか」といったような質問でした。先輩からの返事のメールには、人に話を聞くときに大切なことが書かれていました。「本やネットで調べられることは調べて、それでもわからないことを質問しなさい」、「「自分はこう思うのですが」という仮説をもって質問しなさい」、「相手の答えを受けて議論が深まる、展開していくような質問をしなさい」の3つです。仕事をしていくなかで彼が学んだ質問の仕方です。彼のアドバイスは、卒業論文を書くことを通じて学生が身につけることができるものとつながっています。ゼミ生の卒業論文を読みながら、そうしたことをどれだけ意識して学生を指導できたかを考えると、反省するところが多いというのが正直な気持ちです。 卒業生としゃべっていて興味深かったのは、入社したとき、関西よりも関東の大学出身者のほうが、プレゼン能力が高いと感じた人が多かったことです。単なるプレゼンのうまさというより、意味のある仮説を立て、それを根拠づけるデータを収集し、相手を説得できるよう筋道立った話ができる能力が高いということでしょう。翌日、大企業の採用担当者に会ったとき、このことを話しました。彼も採用面接で関東と関西の大学生の違いを感じることがあり、関東の大学生のほうが揉まれている、切磋琢磨しているという印象を受けるそうです。ディベート大会に参加した、懸賞論文に応募したというような話をするのも関東の大学生のほうが多いそうで、このあたり、何か関係があるかなと二人で話しました。数年前、他大学の先生からゼミ対抗のディベートをしませんかと誘いを受けましたが、なんとなく断ってしまいました。私のゼミ生の卒業論文のレベルアップにつながるいい機会だったかもしれません。 |
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キーワード1 | 少子化 |
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キーワード2 | 女性の社会進出 |
キーワード3 | 晩婚化・未婚化 |
キーワード4 | |
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