学科	産業関係学科	ゼミ教員名	阿形　健司	年度	2012年度
タイトル	Jリーグクラブの望ましい運営―地域密着の重要性―

内容

日本代表の活躍により盛り上がりを見せる日本サッカー界だが、国内のプロリーグであるJリーグのクラブ運営があまりうまくいっていない。サッカー日本代表の注目度は高いのだがJリーグにはあまり国民の関心が向いていないのである。そこで本論文ではそれらの原因と解決策を探り、望ましい運営の在り方と共に「地域密着」の運営の重要性を考察することにした。結果、地域密着の運営はクラブに安定的な収入をもたらす手法だということが改めてわかった。また、逆に地域に根差すばかりでは全国規模の注目を集めることは難しいという現実も思い知った。Jリーグ自体の注目度やメディア的価値を上昇させるためには地域密着にこだわらずに、派手さや資金力を持った企業型クラブの存在も必要なところまで来ているのかもしれない。ただ、クラブにとってホームタウンの存在は絶対的なものであることには変わりはないので、例え新たな運営手法に取り組もうとも今まで築き上げてきた地域との関係は継続させていくべきだと感じる。クラブの運営側の人間には慎重な選択が必要だろう。

講評	各自の問題意識に基づき研究に取り組んだ成果が卒業論文のできばえに表れている。今年度は欧文文献を参照した人が何人かいたことは喜ばしい。卒業研究に取り組んで獲得した知見と認識した課題を今後の人生にぜひ活かしてほしい。

キーワード1	Jリーグ
キーワード2	地域密着
キーワード3	放映権料
キーワード4
キーワード5