内容 |
格差社会は現代日本で大きく取り上げられている問題である。男性間において大卒や高卒で賃金に大きく差が生まれることもあるが、今回は男女間の中での賃金や役職の格差について述べてみたいと思う。1972年から男女雇用機会均等法が始まり、男女の差別が完全に無くなったと考えられているが、実際そのようなことはない。現代も出産によるキャリアの差から同期の人間同士でも賃金に格差が生じたり、また男性の方が仕事もできると考えている会社内の地位の高い人間が男性を優先的に昇給・昇格させていることから男女間による社会的格差はこのまま続くと推測できる。この不景気な時代において、男性だけでなく女性も活躍し、より高い賃金をもらわなければ安定した生活を確保できなくなってしまう。日本は総人口の約半分が女性である。その女性たちが安定した生活ができなくなると、子どもを作る余裕もなくなりどんどん人口も減ってゆく。つまり、この問題は女性だけでなく男性にも深く関わってくる問題なのだ。男女が、この問題に取り組み、男性・女性が共に納得し、よりよい社会を作れるような雇用体系、賃金体系を作る努力をしなければならない。この論文では、男女格差の主な原因を挙げ、なぜそのような原因が生まれるかを考え、解決策を練る。 |