学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 寺井 基博 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 奈良県と京都市における廃校利活用の実態と課題に関する研究 |
内容 | 廃校になった学校の再生利用というテーマで書いています。 第1章では、研究の背景と目的を明らかにしています。 第2章では、廃校利活用に関する国の施策や全国的な廃校利活用の動向を把握しています。 第3章では、奈良県の市町村における廃校利活用の実態を把握し、奈良県の中でも廃校利活用が進んでいる宇陀市を取り上げ宇陀市における廃校の状況と廃校利活用のプロセスを把握し、宇陀市内において利活用されている3施策を取り上げ、それぞれについての運営内容、利活用までの経緯、利活用の問題点を把握した。 第4章では、京都市における廃校利活用の実態を把握し、京都市における廃校の状況と廃校利活用のプロセスを把握し、京都市内において利活用されている京都芸術センターを取り上げ、それについての運営内容、利活用までの経緯、利活用の問題点を把握した。 第5章では、奈良県と京都市の廃校利活用の実態と課題から今後廃校利活用を促進するための課題について考察した。 |
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講評 | 提出論文のタイトルは、「労働契約法の制定過程と労使関係」「職人の技能継承」「ベーシックインカムに対する期待の検討」「日本の人事制度の変遷」「フィリピンの住居政策とパシッグ・リバー・プロジェクトの現状」「奈良県と京都市における廃校利活用の実態と課題に関する研究」等々。一瞥してわかるとおりテーマは自由とした。関心のあるテーマならば全力で取り組むことができるのではないかと考えたためだ。学生への事前指導として、目新しいことを書こうとせずに、自分が選んだテーマについて考え抜いたことを書くように勧めた。 自分の考えを書くといっても、まずは先行研究を読んで、議論の枠組みや主要な論点を把握しなければならない。論文の作法として、他者と自己との見解を峻別しなければならない。すると、複数の学生から同じような質問が寄せられる。先行研究の中ですでに書かれてしまっているので、この上「自分の考え」として何を書けばよいのかという内容だ。答えは明瞭である。先行研究の記述をどのように理解し評価したかを書けばよい。これらの作業そこが分析であり、読み手の考えに他ならない。文献研究が単なるコピー&ペーストとならない所以である。 提出された論文は、実証的なもの、思索的なもの、地道な努力が光るもの、苦悶の跡が窺われるものなど多彩であったが、いずれもそこには「現在の自分」が現れている。確かに、考察が不十分なところや論理展開がやや強引なところなど、荒削りな面はある。しかし、筆者の思いが切々と綴られた部分は、自ずと読む者を惹きつける。それは自分自身との対話の深さによるものだろう。 卒業論文の自分を起点として、社会人として新たなスタートを切ってもらいたい。 |
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キーワード1 | 京都 |
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キーワード2 | 奈良 |
キーワード3 | 小学校 |
キーワード4 | 廃校 |
キーワード5 | 利活用 |