学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 阿形 健司 | 年度 | 2013年度 |
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タイトル | 現代社会に向けた宮崎駿のメッセージ ―そのメッセージから読み取る「ジレンマ」― |
内容 | 現代における社会問題は数多く存在している。少子高齢化や労働問題、いじめや自殺、未婚化や晩婚化など多種多様だ。それらの問題は解決されていないものが多く、解決に向かう兆しも一向にないように感じる。それは、それらが「解決策が曖昧で、非常に困難な問題」であることを示している。それに際し、知識人でもあり表現者でもある宮崎駿の思想は多くの人に影響を与えている。表現者である宮崎は、アニメーションを通して、現代社会にメッセージを伝えることができるのではないだろうか。また、宮崎駿はこの現代社会に対する作品として「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「風立ちぬ」をあげている。この三作品の共通点を分析し、宮崎が発する現代社会へのメッセージは「不条理な運命を持ち、矛盾の多いこの厳しい時代。それでも生きようとしよう」だと捉えた。このメッセージを読み取り、若者に対する「ジレンマを抱えながらも力を尽くしてこれからの日本を担って欲しい」という宮崎の想いだと考察した。 |
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講評 | 学校教育16年間の集大成として、各人の問題意識に基づき卒論を執筆した。時間をかけて問題設定を練り、資料を集めた人ほど優れた成果を挙げている。取り組みが十分でなかった人は、論点が曖昧だったり、主張の根拠が不十分だったりしている。執筆過程に対する各自の反省を今後の生活に活かすことを期待している。 |
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キーワード1 | 宮崎駿 |
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キーワード2 | 現代社会 |
キーワード3 | 社会問題 |
キーワード4 | メッセージ |
キーワード5 | ジレンマ |