学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2020年度 |
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タイトル | ナチスドイツで浸透していた人種教育・国民形成論 |
内容 | 本論文では、当時ヒトラー率いるナチスドイツが、どのような内容の人種教育や国民形成を行い、そして如何にして国民へと浸透させていったのか、ということを問題提起として掲げた。そして、この問題について研究することで、ホロコースト等をはじめ様々な残虐行為が国家規模で行われていた、ナチスドイツの実態や背景について考察することが、本論文の目的である。本論文は、3つの章で構成されている。第1章では、ナチ党が政権を獲得する以前の時代、今回は19世紀から20世紀初頭にかけてドイツ国内における人種観や国民観はどのように変化して、そしてナチスドイツへと継承されていったのかということについて考察していく。続いて第2章では、実際にナチスドイツが実施していた人種教育や国民形成について、参考文献を基に論証していきたい。ここでは、学校と青年組織という2つの視点から人種教育や国民形成の内容、実施体制を中心に言及していくことを考えている。そして第3章では、第1章・第2章を踏まえた自身の考察を述べていきたい。 |
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講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ-4」すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では2020年度に12名が卒業論文に取り組み、全員が提出できたことを私は幸いに思います。例年、テーマの設定は各人が全く自由に行いますから、今年も12論文のテーマは多様でした。それらの中に共通する今年度の傾向を敢えて挙げるならば、一つはスポーツ、もう一つは音楽が、文化と人間形成に及ぼす影響に関するテーマを考察する論文が合計5編を数えたことでしょう。 自分の興味関心や経験から選んで決めたテーマで、まず文献や史資料を探し、次にそれらの内容を理解し、分析することに努め、さらに自分の視点で検討して、調査と考察を進めていく。そして、調査と考察の内容を、論文の構成を工夫しながら分かりやすい文章に述べて、まとめていく。これらの過程で、研究内容をゼミで報告し、仲間からの感想や質問や意見を通じて、自分が理解し考察している内容を確認していく。 このようにして卒業論文を書き上げた経験は、大学卒業後に論文を書く機会ではなくても、仕事や生活の中での様々な課題に取り組む際に応用して活かされていくはずです。また、自分の研究テーマに関する知識はもちろんですが、ゼミの他のメンバーの卒論報告から知った多くの事柄やそれらから自分も考えさせられた内容も、皆さんの知的な財産として生涯学習に役立っていくことを期待しています。卒業論文への各自の努力とゼミでの取り組み、大変お疲れ様でした。 |
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キーワード1 | ドイツ |
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キーワード2 | ナチ党 |
キーワード3 | 国民観 |
キーワード4 | 人種 |
キーワード5 | ヒトラー・ユーゲント |