学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 浦坂 純子 | 年度 | 2014年度 |
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タイトル | 日系多国籍企業における人的資源管理 -在中日系企業の事例を中心に- |
内容 | 本論文では、在中日系企業の「経営者の現地化が進まない」という状況の合理性と困難を明らかにするべく、上海にある在中日系企業6社に事例調査を行った。さらに、将来的に在中日系企業の幹部候補となり得る中国人大学生の日系企業(日本)に対する就業意識とその形成要因、および日系企業の人事管理制度に対する考え方を、計量分析によって明らかにした。 分析の結果、事例調査では、「経営者の現地化が進まない」という状況の合理性と困難に、それぞれ6つの要因が見出された。また、計量分析では、個人属性の他に日系企業に対する「キャリアの将来性」に関するイメージが、日系企業(日本)への就業意識に影響を及ぼしていることが分かった。日系多国籍企業が中国市場で競争力を保つためには、各企業の進出段階に応じて現地スタッフの確保、育成、活用を十分に行い、将来のコア人材となる学生の「キャリア展望」を受け入れつつ、現地で信頼できるパートナーを蓄積していくことが肝要だろう。 |
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講評 | 企業の生き残りと発展にグローバル展開が必然となる中、進出先でビジネスを根付かせるためにも現地スタッフをどう活用していくのかが問われている。この喫緊の課題に対して、日本と中国(在中日系企業)を対象に、事例と調査票の両調査を駆使して切り込んだ中国人留学生ならではの論考であり、留学生の域を超えた力作である。 |
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キーワード1 | 在中日系企業 |
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キーワード2 | 人的資源管理 |
キーワード3 | 経営者の現地化 |
キーワード4 | 中国人大学生 |
キーワード5 | 就業意識 |