学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2020年度 |
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タイトル | 柔道の教育的価値と競技人口増加に向けて |
内容 | この論文では現在の日本柔道の問題(競技人口の減少)についての解決方法を様々な視点から探っていく。 「はじめに」では現在の日本柔道の問題を述べる。 1 章では嘉納の柔道観を見ていく。そこから勝利偏重主義を否定し、本来の柔道とは何なのか。嘉納が柔道を通じて何を伝えたかったのかを述べる。 2 章では部活動や授業の柔道について見ていく。体罰や事故は学校の問題であり、日本は子どもの死亡率が高く、ケガも多い。未来の柔道家(子どもたち)のために、指導者や指導方法、武道の必修化についての解決方法を考える。 3 章ではフランス柔道と日本柔道を比較し、日本の欠点を見つけると同時に世界の柔道の肯定をしていく。 「おわりに」で改めて日本柔道の問題を改めて表面化したうえで、競技人口を増加させるためには何をすればいいかの具体的解決策を述べる。 |
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講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ-4」すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では2020年度に12名が卒業論文に取り組み、全員が提出できたことを私は幸いに思います。例年、テーマの設定は各人が全く自由に行いますから、今年も12論文のテーマは多様でした。それらの中に共通する今年度の傾向を敢えて挙げるならば、一つはスポーツ、もう一つは音楽が、文化と人間形成に及ぼす影響に関するテーマを考察する論文が合計5編を数えたことでしょう。 自分の興味関心や経験から選んで決めたテーマで、まず文献や史資料を探し、次にそれらの内容を理解し、分析することに努め、さらに自分の視点で検討して、調査と考察を進めていく。そして、調査と考察の内容を、論文の構成を工夫しながら分かりやすい文章に述べて、まとめていく。これらの過程で、研究内容をゼミで報告し、仲間からの感想や質問や意見を通じて、自分が理解し考察している内容を確認していく。 このようにして卒業論文を書き上げた経験は、大学卒業後に論文を書く機会ではなくても、仕事や生活の中での様々な課題に取り組む際に応用して活かされていくはずです。また、自分の研究テーマに関する知識はもちろんですが、ゼミの他のメンバーの卒論報告から知った多くの事柄やそれらから自分も考えさせられた内容も、皆さんの知的な財産として生涯学習に役立っていくことを期待しています。卒業論文への各自の努力とゼミでの取り組み、大変お疲れ様でした。 |
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キーワード1 | 柔道 |
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キーワード2 | JUDO |
キーワード3 | フランス |
キーワード4 | 嘉納治五郎 |
キーワード5 | 競技人口 |