学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2020年度 |
---|---|---|---|---|---|
タイトル | オリンピックと平和教育 ―スポーツと人間形成の広がり― |
内容 | 2020年に東京オリンピックが開催される。これに何か関連を持って身近なところで研究をしたいと思ったが、新型コロナウィルスの影響により延期が余儀なくされた。オリンピックはギリシャを起源とするスポーツの祭典であったのに近年では世界最大のイベントに成長して友好的で平和の祭典とも位置づけられている。なぜここまで世界最大のイベントで平和と友好的な祭典と言われるようになったのか。「平和の世界の構築」に向けた取り組みへの理解が必要ではないだろうか。そのためにはオリンピックのギリシャの起源から調べていく必要があり、歴史的背景やきっかけとなった歴史的な出来事、事柄をしっかりと考察と理解をして行かなければならない。それだけでなく、オリンピックに伴う教育的な側面の人間形成がどのように変わっているのか関心を持った。そのため、オリンピックと平和教育を調べて今後の教育文化学と人間形成を広げていきたい。 |
---|
講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ-4」すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では2020年度に12名が卒業論文に取り組み、全員が提出できたことを私は幸いに思います。例年、テーマの設定は各人が全く自由に行いますから、今年も12論文のテーマは多様でした。それらの中に共通する今年度の傾向を敢えて挙げるならば、一つはスポーツ、もう一つは音楽が、文化と人間形成に及ぼす影響に関するテーマを考察する論文が合計5編を数えたことでしょう。 自分の興味関心や経験から選んで決めたテーマで、まず文献や史資料を探し、次にそれらの内容を理解し、分析することに努め、さらに自分の視点で検討して、調査と考察を進めていく。そして、調査と考察の内容を、論文の構成を工夫しながら分かりやすい文章に述べて、まとめていく。これらの過程で、研究内容をゼミで報告し、仲間からの感想や質問や意見を通じて、自分が理解し考察している内容を確認していく。 このようにして卒業論文を書き上げた経験は、大学卒業後に論文を書く機会ではなくても、仕事や生活の中での様々な課題に取り組む際に応用して活かされていくはずです。また、自分の研究テーマに関する知識はもちろんですが、ゼミの他のメンバーの卒論報告から知った多くの事柄やそれらから自分も考えさせられた内容も、皆さんの知的な財産として生涯学習に役立っていくことを期待しています。卒業論文への各自の努力とゼミでの取り組み、大変お疲れ様でした。 |
---|
キーワード1 | オリンピック |
---|---|
キーワード2 | 平和教育 |
キーワード3 | スポーツ |
キーワード4 | 人間形成 |
キーワード5 | オリンピズム |