学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2020年度 |
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タイトル | スウェーデンの「共生」カリキュラム ―日本の共生教育発展を目指して― |
内容 | 本論文では、スウェーデンの「共生」カリキュラムの研究を通し、日本における「共生」教育発展の手口を探る。 以下が本論文の構成である。 第一に「共生」教育の根本の理念である「ノーマライゼーション」の誕生と発展について二人の人物を中心に述べていく。 第二に、スウェーデンの教育制度とその特徴に触れ、その理念を教育に落とし込んだ「共生」カリキュラムが現代に至るまでラーロプランにどのように記載されているかについて変遷を示していく。 第三に、「共生」カリキュラムを低学年段階、中学年段階、高学年段階についてそれぞれ実践事例を挙げ検討を行い、「共生」カリキュラムの評価方法やその課題について言及する。 第四に、日本の「総合的な学習の時間」や「道徳」とスウェーデンの「共生」教育の比較を行い、そこから得られるヒントと日本の「共生」教育発展のための提案を行う。 終わりに、本論文執筆のまとめと今後の課題について言及する。 |
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講評 | 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ-4」すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では2020年度に12名が卒業論文に取り組み、全員が提出できたことを私は幸いに思います。例年、テーマの設定は各人が全く自由に行いますから、今年も12論文のテーマは多様でした。それらの中に共通する今年度の傾向を敢えて挙げるならば、一つはスポーツ、もう一つは音楽が、文化と人間形成に及ぼす影響に関するテーマを考察する論文が合計5編を数えたことでしょう。 自分の興味関心や経験から選んで決めたテーマで、まず文献や史資料を探し、次にそれらの内容を理解し、分析することに努め、さらに自分の視点で検討して、調査と考察を進めていく。そして、調査と考察の内容を、論文の構成を工夫しながら分かりやすい文章に述べて、まとめていく。これらの過程で、研究内容をゼミで報告し、仲間からの感想や質問や意見を通じて、自分が理解し考察している内容を確認していく。 このようにして卒業論文を書き上げた経験は、大学卒業後に論文を書く機会ではなくても、仕事や生活の中での様々な課題に取り組む際に応用して活かされていくはずです。また、自分の研究テーマに関する知識はもちろんですが、ゼミの他のメンバーの卒論報告から知った多くの事柄やそれらから自分も考えさせられた内容も、皆さんの知的な財産として生涯学習に役立っていくことを期待しています。卒業論文への各自の努力とゼミでの取り組み、大変お疲れ様でした。 |
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キーワード1 | スウェーデン |
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キーワード2 | 共生 |
キーワード3 | ノーマライゼーション |
キーワード4 | ラーロプラン |
キーワード5 | 教科横断型 |