学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 寺井 基博 | 年度 | 2016年度 |
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タイトル | 女性のキャリア形成について -出産・育児が女性のキャリアに与える弊害とは- |
内容 | 女性の活躍推進に向けて今日まで様々な支援策が実施されてきて、その結果女性の地位は確実に上昇してきている。しかしそのような制度や仕組みを企業や組織が導入したとしても、それが実際に活用されなければ意味がない。必要なのは、両立支援ではなく、その先の「活用支援」ではないか。なぜ活用されにくいのか、それは日本のキャリア形成の仕組みと関係していると考える。日本は目標達成に向けて、分配されたそれぞれの目標によって上司から個人の能力別に仕事が割り当てられ、目標の達成度合いなどが評価され、異動を命じられることによりキャリアが形成される。しかしそのようなキャリア形成のシステムでは復職したり、フルタイム以外で働くことは容易ではない。退職されることは企業にとっても日本経済にとってもマイナスである。そのようなシステムを理解した上で、産休・育休が取りにくい職場環境を改善することや男性も育児に積極的に参加すること、周囲の社員の意識改革が重要となってくる。マミートラックに望まずして乗ってしまった女性に焦点をあてた対策も求められる。 |
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講評 | 本論文は、日本の労使関係の特質から女性のキャリア形成をめぐる課題を明らかにしようとする力作である。日本におけるキャリア形成の実態に即して、「(仕事と家庭の)両立支援」よりも「(職場での)活用支援」に重点が置かれるべきであると指摘した点が優れている。 |
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キーワード1 | キャリア形成 |
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キーワード2 | 女性活躍推進 |
キーワード3 | 育児休業制度 |
キーワード4 | マミートラック |
キーワード5 |