学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 寺井 基博 | 年度 | 2018年度 |
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タイトル | 「ワークライフバランスと企業」 |
内容 | 本論文では、日本における「ワークライフバランス」拡大のための考察をした。具体的には、まず「ワークライフバランス」とは何かということを明らかにした上で、「ワークライフバランス」の導入によって目指す理想社会像を把握した。 そして、実際に日本企業がどのような取組みを行い、「ワークライフバランス」の現実化を図っているのかを概観し、「ワークライフバランス」を先駆的に推進してきた欧米のあり方、「ワークライフバランス」への取組みを見た上で、日本での「ワークライフバランス」実現に足りないことは何かというところを考察した。その結果、日本の長時間労働が美徳とされ、それを容認するような労働環境を根底から変えないことには「ワークライフバランス」の実現化は不可能であり、それをサポートする政府の力が無くしては、なおさら日本での「ワークライフバランス」の実現化は程遠くなってしまうことが分かった。それを踏まえ、日本における「ワークライフバランス」の実現化のためには、英国のような、政府介入(政府による支援)が必要不可欠なのではないかという結論を導き出した。 |
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講評 | 本論文は、欧米諸国のワークライフバランス施策を先進的事例として、日本の諸制度の足りない部分を明らかにすることによってワークライフバランスの実現の具体策を明らかにしようとする論考である。本論文において結論的に指摘されているが、ワークライフバランスの実現には、企業の収益構造との密接な関係を無視することはできず、経営とのバランス、個々人のワークとライフの充実度をどのように考えるかという課題が残る。企業での就業経験を活かしてこの課題を考えてもらいたい。 |
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キーワード1 | ワークライフバランス |
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キーワード2 | 理想社会像 |
キーワード3 | 労働環境 |
キーワード4 | 長時間労働 |
キーワード5 | 政府介入 |