卒業論文詳細

学科産業関係学科 ゼミ教員名阿形 健司 年度2019年度
タイトルインフルエンサーという職業
内容  近年インターネット上で大きな影響力を持つ「インフルエンサー」が存在力を持ち始めている。インフルエンサーによるPRはテレビCMなどと違い、一般人目線で商品の紹介をするためより共感を得やすく、今や多くの企業がインフルエンサー・マーケティングを取り入れている。インフルエンサーの生計は主に広告収入で成り立っているが、中にはスクール業など様々なビジネスに拡張して活動している者もいる。その中の一人で、日本を代表するインフルエンサーとして「ゆうこす」の名前が挙がる。彼女はニート同然だった生活からおよそ1年半でトップインフルエンサーまで上り詰めた。他方で、フォロワー数を増やすことに躍起になり炎上商法に走るなど、健全とは言えない事態も起こっている。誰でもインフルエンサーになれるからこそインターネットの舞台では熾烈な争いが行われているのだ。こうした状況の中で大量発生したインフルエンサーの多くは収入も安定しておらず、次第に消滅していく可能性が高い。一方で、着実に影響力を伸ばしていったインフルエンサーは、その影響力をインターネット以外の世界でも駆使し様々な活躍を遂げていくと予想される。「インフルエンサー」が「職業」としてごく自然に受け入れられる日も近いかもしれない。
講評  近年注目を浴びるようになった「インフルエンサー」という存在が職業と言えるかどうかを考察した論文。新しい対象なので手がかりとなる情報が少なくて明確な結論は得られなかったものの、「インフルエンサー」が将来職業として確立していく可能性を予感させる内容である。
キーワード1 インフルエンサー
キーワード2 SNS
キーワード3 広告
キーワード4 職業
キーワード5