内容 |
現在、日本は少子高齢化の影響で中小企業の経営の担い手が不足し、担い手を見つけることが出来ず、廃業している企業が沢山ある。このような状況を多くの学者や日本政府などは、良くない状況であると問題視しており、中小企業の廃業を食い止める数々の政策を打ち出している。しかし、私はそこで一つの疑問が浮かんだ。それは、「中小企業の廃業を選んだ個人単位で考えれば、決して悪い状況ではないのではないか」と。そこで、私は祖父が廃業を選んだ背景について調べることにした。そこで浮き彫りになったことは、「金銭的な面」、「心理的な面」から廃業を選ぶことにおいて良い方向に進んだ部分が存在していたことである。そのような事実を知った私は、社会全体においても中小企業の承継を進めることが果たして最善策であるかどうか調べた。すると、最善策でないことがわかった。なぜなら、廃業を防ぐためにためには、移民を多く受け入れる必要があり、そのようなことをすればイギリスのような状況になりかねないからである。つまり、中小企業の承継が進まない状況に多くの学者や、政府は良くない状況であると考えて、解決策を考えているが、それは物事の一面しか見ずに述べていることだとわかる。 |