卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名越水 雄二 年度2021年度
タイトルアメリカの大学スポーツ -NCAAに注目して-
内容  この論文はアメリカの大学ポーツを統括する組織NCAA(National Collegiate Athletic Association)に注目して、歴史、現在の構造、問題を研究する。アメリカの大学スポーツの歴史は古く、1852年に始まった。それから大学スポーツが盛んになるにつれて、大学スポーツを統括する組織が必要となり、結成された。それから、今日までNCAAはアメリカの大学スポーツの中心的な存在としてきた。
 大学スポーツが盛んになるにつれて、様々な問題も露呈してきた。アメリカの大学は商業主義へと突き進み、金銭面でのトラブルや人種間の問題、さらには学業などの問題が出てきた。本論文では、はじめに第1章で歴史について検討し、今日までの歩みを理解する。第2章では、今日の構造、仕組みなどを検討する。そして第3章ではアメリカのNCAAの問題など、具体例を挙げて検討する。NCAAに注目し、多角的に問題を検討していく。
講評  3年次(2020年度)に「教育文化学演習Ⅰ」「同Ⅱ」の第4クラス、すなわち、「西洋教育文化ゼミ」で学んだ14名は、4年次(2021年度)に12名が卒業論文、2名が卒業研究を提出しました。3年次も4年次も春学期の全体と秋学期末の1月には、コロナウィルス感染防止のためにゼミをオンライン式(Zoomミーティング)に変更せざるをえず、教員側から振り返れば、従来の形態での卒論・卒研指導は必ずしも満足には行えませんでした。
 しかし、全員が、自分で設定したテーマについて史資料を探し集め、それらを読み解いて検討を進め、考察した内容を分かりやすく伝える構成を工夫しながら卒業論文(2万字)または卒業研究(11万字)にまとめ上げられたことは、とても良かったと私は思います。それには個人による努力はもちろんですが、卒論の場合、ゼミで研究の中間報告とそれに基づく質疑応答や意見交換を重ねていたことも役立ったとすれば、ゼミの主宰者として幸いです。
キーワード1 大学スポーツ
キーワード2 アメリカ
キーワード3 NCAA
キーワード4 商業化
キーワード5