学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 浦坂 純子 | 年度 | 2020年度 |
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タイトル | 非正規職シングル女性の実態 |
内容 | 本論文では、支援の対象から外れがちな就職氷河期世代の非正規職シングル女性への聞き取り調査を通じ、その背景や実態、困難を理解することで、当事者たちが求めているものを明らかにする。 4名に対する聞き取り調査の結果、社会的孤立を職場や家などで解消していること、生活満足度につながる情緒的なサポートとしての相談相手は「恋人」だけでなく「友人」でも効果があること、そして支援団体などの助けとなる存在を知らない、もしくは求めていない現状が明らかになった。そして、今は貧困でなくても、いつ貧困状態に陥ってもおかしくない存在であることから、孤立しないためにも、結婚という手段以外の将来的なつながりを強く求めていることが分かった。 非正規職シングル女性に支援対象としての光が当たるためにも、社会的関心が寄せられ、地方だけでなく国が主体となった支援の動きが必要である。同時に、当事者たちの積極的な準備と意識改革も求められるだろう。 |
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講評 | 男性より経済的苦境に陥りやすい女性の中でも、非正規職で子供などの支援対象のいないシングル女性は見過ごされがちである。 本論文では、今は親などの支えもあって生活を維持できていても、 将来的に危うさを包含している女性たちのありのままの姿を描いており興味深かった。 今後、早めの生活基盤の強化やつながり作りが必須となるだろう。 |
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キーワード1 | 非正規職シングル女性 |
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キーワード2 | 不本意非正規 |
キーワード3 | 孤立 |
キーワード4 | つながり |
キーワード5 |